このページは2月からタイに渡り、五月下旬から十二月までタイ北部チェンマイ県の メーランカム村(AWCが支援しているカレン族の村)で英語・日本語教師としてボランティア活動をするユースメンバー
の現地からの報告のページです。
 
 
 
 

グルム・アーサーがチェンライ県のチェンセンで行っている「子どもの家」へ行ってきた。ちょうど近くでお祭りがあり、みんなで出掛け、子どもたちはお小遣いをもらって、屋台で食べ物を買ったり、おもちゃを買ったりして、とても楽しそうに時間を過ごした。
 

 
 
  「チェンセン子どもの家事務所」

       「迷子にならないように整列」

 
 
「子どもの家」へは、メーサイにあるドロップインセンターが緊急に預かっている子どもたちと一緒に行った。ついさっきまでストリートにいた子どもたに比べ、「子どもの家」の子どもたちは落ち着いているように見えた。 
自分のことを想ってくれる人と一緒に、安定した生活を送る。そんなことから、違いが生まれるのではないだろうか?「子どもの家」のスタッフの働きぶりに感心し、私たちには当たり前であると思っている環境を奪われている子どもたちの状況に胸が痛んだ。
 

 
   
 

NGOグルム・アーサー・パッタナー・デックが行っている、チェンマイのドロップインセンターとナイトバザールのフィールド調査を見学させてもらった。
                             ドロップインセンターはチェンマイ市内にあり、ターペー門やナイトバザールといった繁華街からとても近い。ここは緊急避難所として、またゲームやグループディスカッション・演劇などを通して子ども同士でのエンパワーメント活動などを行っているそうだ。スタッフからの説明を聞き、ナイトバザールでのフィールド調査へ向かう。

         「フィールド調査の様子」  
   
フィールド調査は子どもと信頼関係を築きながら、一人一人の体調や最近の様子・全体像を調査する。子ども一人一人に立ち止まって、顔を覗き込みながら話を聞いていた。時には子どもの方から声を掛けてくることもあり、信頼関係が築けている様子。スタッフの説明にもあったが、子どもたちの目の前に売買春や麻薬が存在し、中に取り込まれてしまった子どももいる。
バーやクラブを前にしたり、よく麻薬の取引がされると説明されたビリヤード場に入ったり、私は緊張しっぱなしだったが、そこに子どもたちはいた。「ストリートチルドレンは社会の歪から生まれる。そして傷つきやすいからこそ、ストリートチルドレンになってしまう子が多い」というスタッフの言葉がズシリと響く。

 
   
  「ドロップインセンターの教材」  
   

   

ハッピーホームを訪れる。ハッピーホームはバンコクから車で2〜3時間かかるナコンパトム県にある、エイズ孤児のための施設である。
施設には、子どもたちの笑顔に溢れている。彼らは顔だけではなく、体全体で感情を表す。子どもらしい子どもたちでホッとした。
地域に暮らす人が、子どもたちにたくさんのおもちゃやアイスを寄付しに来ていた。毎年自分の誕生日に寄付をしに来ているそうだ。タイ人のこのようなことはよく「徳をつむため」と説明される。

    「遊具で遊ぶ子どもたち」  
 
 
母親が子どもを預けに来ていた。一人の女性が私たちと一緒にハッピーホームをでた。その時、一人の子が急に泣き出す。私たちはこの時初めて、母親が自分の子どもを預けに来ていたことに気づく。母親とは私たちがバンコク行きのバスに乗る際に別れた。泣いていた子どもの顔、別れた母親の背中。この先二人は、それぞれどのような暮らしを送っていくのだろうか。 
 
 
文 Mocchi Azusa
Next Page>>>>>>